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にらやま動物病院

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ワンちゃんの予防<狂犬病注射について>

ワンちゃんのワクチン予防に<狂犬病注射>があります。

現在の日本ではもう何十年と狂犬病の発生はありません。
そのため、「うちの犬は人を咬まないから狂犬病は打たなくていい」なんて
私達の親類身内ですらそんな話で盛り上がり
思わず「これこれ」と人生の大先輩たちに説教してしまうことも…

狂犬病は全ての哺乳類で感染します。
国際化がどんどん進んでいるこの日本にはいつでも狂犬病が入って来れます。
たとえば、ネズミやコウモリなど。。
国際便や外国船の荷物と一緒にいつでも上陸可能です。
すでにセアカゴケグモやヒアリなどが日本で大繁殖続けてますよね。
日本の狂犬病ワクチン接種率は登録されてるワンちゃんでも約70%ほど。
登録されてないワンちゃんを含めると4割ぐらいの接種率になるのではないかと言われており、
これでは大流行を止められないだろうと非常に危惧される状況なのです。
実際、狂犬病清浄国と言われていた台湾ですら、野生動物の間での流行が近年確認されました。

「愛犬への狂犬病ワクチン接種は飼い主さんの義務」と法律でも定められています。
大切なワンちゃんだけでなく、大切なご家族やお友達を守るためにも接種しましょう!

ただ、病気治療等で病院にかかってる子はかかりつけの獣医師にご相談ください。
いつも言ってますが、そんな子は集合注射には行かないでくださいね!)

※ 重病でワクチン接種できない場合は、獣医師が、<狂犬病予防注射猶予証>を発行いたします。