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にらやま動物病院

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秀吉は虹の橋を渡りました

多くの方々から「秀吉君はどうしてますか?」と温かいお声がけをいただきました。
心より感謝申し上げます。
皆様からたくさんの応援をいただき、秀吉はとてもすごく頑張ってくれました。

心の整理がなかなかつかず、ずっと投稿を後回しにしてしまい申し訳ありません。
実は秀吉は6月20日(木)19:49に虹の橋を渡りました。

この日は全く寝返りをうたなくなり、いよいよ今日が旅立ちだと妻は思ったようです。
午後の診療が終わった後、秀吉の前足が突っ張りだしたので
妻は「あぁ、お別れのときだ」と思い、その場を動きたくなかったようですが
子供にご飯を食べさせなくてはいけないので、後ろ髪ひかれながらキッチンへ向かいました。
私も白衣を着替えたかったので、一時秀ちゃんから離れようとしたのですが
秀ちゃんの呼吸が急に早くなってきたので、家族を急いで呼びました。
いよいよ最期の呼吸が始まりました。
妻は「秀ちゃんの最期が来たから、しっかり見ていてあげいなさい」と息子に声をかけ、秀を撫で続け、普段あまり秀吉に構っていなかった息子も、涙と鼻水流しながら秀ちゃんをずっと撫でていました。生まれた時からずっと一緒にいた兄弟のようなものですから、いつも居ることが当たり前で、永遠に変わることなく一緒にいられるような気がしていたのかな。。
家族全員が見守る中、みんなに撫でられながら秀吉は逝きました。
最期まで苦しまずにいられたことが何よりだと、ほっとしています。

次の日に修善寺ペット霊園にて荼毘に付して頂きました。
息子も午前で授業が終わりだったので、給食を食べずに帰って来させました。
火葬の前に家族みんなで悔いのないよう、しっかり撫でてあげました。
撫でられることが大好きで、いつまでも触っていて欲しがる子でしたので
秀吉が満足したであろうと感じるところまで撫で続けました。
ここでも息子はTシャツの首の部分を引っ張って涙と鼻水をぬぐいながら撫でてました。
お骨は自分たちですべて拾い上げ、一つはキーホルダーに入れて息子が持つことに。
とりあえずは家に連れて帰りました。しばらくは一緒に過ごし、何年か後には先代犬ごん太と一緒に土に返してやりたいと思っています。

10才の息子に命の終わりをしっかり見届けさせることもできました。
妻は「秀ちゃんは最高の猫だった。もうあれ以上の子には出会えない」と言ってます。
(ごん太の時にも「最高の犬だった」と言っておりました。)
今でもまだ院内をうろちょろしてるような気がします。
ふつうにニャーと駆け寄ってくるようなそんな感覚があります。
秀ちゃんのために、今もトイレを片付けられないでいます。別に邪魔にならないし。。